吐きそうになる位言葉はあるのにな
大好きなクリープハイプのライブに
約1年ぶりに行ってきました。
生きる糧にしていたはずのライブが中止になってから1年。
やっと、やっっっっと演ってくれた。
この状況だから、やれないのは分かってたし、我慢しないと行けないことだとはわかっていたけど、
正直本当に本当に長かった。
待っている時間が、というよりかは、もう一生会えなくなったらどうしよう、という不安感のほうが大きかったかもしれない。
クリープハイプを好きになってから、私は本当にクリープハイプに生かされていた。
毎日クリープハイプを聞かない日はない。聞かないといられないから。
毎日聞いても、何回聞いても、聞けば聞くほど聞きたくなって、ライブに行きたくなって、
いろんなアーティストがライブをやっているのに、なかなかクリープハイプに会うことができないのが、すごくもどかしくて苦しかった。
待つ時間が長かったせいか、普段はあと1週間、あと2日、、っていう待ち遠しい気持ちでいっぱいになるのに、
なんだかずっと現実感がなくて、気付いたら当日を迎えていて、気付いたら席に座っていた。
正直、始まってもずっと現実感がなかった。
こんなにもフワフワした状態で迎えたライブは初めてだった。
今まで何度も見てきたはずのクリープハイプの4人の姿を見ただけで、大袈裟なようだけど夢の中にいるような気分だった。本当に。
1曲目が始まって、4人の音が揃った瞬間に、ねじが外れたように涙が溢れてきた。
だって苦しかったから。
クリープハイプに会えない日も、好きなように出かけられないことも、マスクをしないと人に会えないことも、仕事も人生も何もかも。
クリープの音を聞いたら、それまでグッと押し殺してた感情が一気に溢れ出た気がした。
クリープハイプの4人の音を、生で、体で感じることができている状況が、こんなにも幸せなことだったことを痛いくらいに思い知った。
今まで何度もクリープハイプのライブを見てきたけど、確実に今までで一番のライブだったと思う。
4人の演奏はもちろんだけど、なんだか会場にいる全員が同じ気持ちで、メンバーと私達ファンの今まで溜め込んでいた感情を一気に吐き出して、共有したような気がした。
声も出せない、マスクで表情もあんまり見えないのに、なぜかすごく伝わってる気がした。
私達の気持ちが、メンバーに届いてるってことも、なぜかすごく伝わってきた。
ライブが終わるのはいつも寂しいけど、
今回のライブほど終わらないでほしい、帰りたくない、ずっとここにいたい、と思ったライブはない。
尾崎さんが何度もつぶやく「寂しい」に、大声で返したい気持ちでいっぱいだった。
本当に本当に、本当に寂しかった。
でもそれ以上に、私達は大丈夫なんだと強く感じたライブでもあった。
会えなくても、会えない間にこんなに私達は同じ気持ちを持って生きていたんだと、伝えづらくてもこんなに伝わっているんだと。
これから先、どんなライブを見てもこの日のライブを忘れることはないと思う。
この日ステージに立っていた4人の顔を忘れることはないと思う。
私はこれから何があっても、
死ぬまで一生クリープハイプを愛していきたい。
私の人生を支えてくれるクリープハイプに
いつか恩返しができますように。